花村萬月 「ブルース」

a0029421_214549.jpg 芥川賞作家・花村萬月氏の初期の代表作「ブルース」。氏の作品の中では1、2を争う素晴らしい作品である。

「南シナ海の烈風。眼下で砕ける三角波。激しい時化に呻く25万トンの巨大タンカーの中で、村上の友人、崔は死んだ。仕事中の事故とはいえ、崔を死に至らしめた原因は、日本刀を片手に彼らを監督する徳山の執拗ないたぶりにあった。徳山は同性愛者であった。そして村上を愛していた。村上と親しかった崔の死こそ徳山の嫉妬であり、彼独自の愛の形であった―。横浜・寿町を舞台に、錆び付いたギタリスト村上とエキセントリックな歌姫綾、そしてホモのヤクザ徳山が奏でる哀しい旋律。芥川賞作家が描く、濃密で過剰な物語。」~あらすじより

まさに萬月の暴力性、背徳性、宗教観などが見事に融合し、昇華した作品である。労働者の筋肉を「酒とホルモンで作られた」と形容するあたりはまさに萬月ならではの仕事。そして物語全体を抱擁する悲しみ。とにかくすべては悲しみに包まれている。人生を諦めたインテリギタリストの村上、ノンケの村上を愛してしまう自分の容姿にコンプレックスを持つヤクザ、徳山。港湾労働者街を舞台に錯綜する愛と憎しみ。夏の夜明け前に降る霧雨のように冷たくやわらかく物語りは進行してゆく。そして作品の中から聞こえてくる寂しげなブルースのリズム。文章からリズムが聞こえてくる作品は間違いいなく良質な作品だ。漱石の「坊ちゃん」しかり、売れすぎてしまったため文壇の評価は低い春樹の「ノルウェイの森」しかり。萬月はブルースのリズムで登場人物が背負う悲しみや宿命を見事に歌い上げてゆく。そして村上と徳山、二人は究極の愛の結末を迎えることとなる・・・。

萬月氏は辞書で副詞を調べるところからこの小説を書き上げたらしい。なので文章の巧拙で言ったら決して巧くはない文章である。小説善し悪しは文章の巧みさではない。想いが伝わるかどうかだ。その意味で「ブールス」は最高の小説と言っても過言ではない。初期の大江健三郎の作品を読んでるときに感じる「何かをしたくなる激しい衝動」
を同じように感じることのできる作品である。

あまったるい恋愛小説に飽きた方には是非読んでいただきたい作品である。
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# by zonestructure | 2004-06-27 21:47 | 愛すべき本

アナム&マキ 「ゴッタ」

音楽業界の関係者にもファンの多いアグレッシヴギターデュオ(よくわからない例えですみません)の彼女たちです。
そのセカンドアルバムである「ゴッタ」を今回は紹介させていただきます。

アナム&マキは大阪出身のアーティストですが現在は活動拠点を東京に移して活動しております。いったんメジャーデビューしますが本当に自分たちの作りたい音楽を求めてインディーズへ。まだお二人とも(24だっけ?)若いし、これからの音源にますます期待が持てます。なにせ彼女たちは音楽に忠誠を誓ってる(大げさか?)数少ないアーティストですから!

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1.明日が見えない       / 作詞・作曲:河島亜奈睦
2.9の位置          / 作詞・作曲:河島亜奈睦
3.走るだけ          / 作詞・作曲:本夛真季
4.ただ私のそばに       / 作詞・作曲:河島亜奈睦
5.確認            / 作詞・作曲:本夛真季
6.HA・NA・GE      / 作詞・作曲:河島亜奈睦
7.背中            / 作詞・作曲:本夛真季
8.殴るように         / 作詞・作曲:本夛真季
9.THANK U BABY  / 作詞・作曲:河島亜奈睦
10.月の花まつり        / 作詞・作曲:河島英五
11.雨             / 作詞・作曲:河島亜奈睦
12.21            / 作詞・作曲:河島亜奈睦

 M10の「月の花まつり」は本当に名曲。歌詞、メロディーも当然のことながら二人の声、歌いまわしすべてが最高の形で調和、融合してます。力強く、そして繊細に大切に歌われています。曲がラストを迎えるあたりになると頬を風が撫でたかのような錯覚に陥ります。それは爽やかな風ではなく、軽いんだけど何かしら特別な存在感があってどこか記憶の片隅に残るような優しい風です。アナマキの曲でこれほど完成に近い曲は珍しいのでは?本来、彼女たちの曲は若いがゆえに荒削りです。だからこそ勢いがあるし、次の曲、次のアルバムが待ち遠しくて仕方なくなります。M12の「21」なんかがまさにそう!イントロのギターもかっこいいし、「愛ってなんなの?」ってストレートに歌うところが彼女たちらしくて本当に素敵です。ぜひ聞いて欲しいアルバムです。

彼女たちは去年に3枚目のアルバム「LOVE&HATE」を発表しました。待ちに待ったファンの期待を裏切らない秀作です。

ちなみに彼女たちのプロデューサーである中村キタロー氏(ライブでベース弾いてるスキンヘッドの紳士)はアドバンテージルーシーのメジャー時代のアルバムのプロデューサーでもあるんです。あと小沢健二の「LIFE」にも参加してた記憶が・・・。キタロー氏がプロデュースするアーティストには注目ってことですね。
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# by zonestructure | 2004-06-26 23:11 | 愛すべき音楽

御茶ノ水~神保町 「ジャニス」とか

a0029421_01155.jpg 御茶ノ水は音楽の街という側面も持つ。
 御茶ノ水を訪れる機会がない方には意外と思われるかもしれない。

 駅前から明大通りにはクロサワや石橋を始め多くの楽器屋が軒を連ねる。
 楽器屋だけではない。ここはディスクユニオンの群集地帯なのだ。
デジハリ、文化芸術学院方面にはクラシック館があり、駅前にはロックポップス館、 明大方面にはジャズ館、丸善前にはハード&へヴィ館がある。まだまあるが割愛する。

 そんな御茶ノ水の明大通りを神保町方面に下ってたあたり、ファーストキッチンの裏側にジャニスという中古レコード店がある。名前の通り店内いたるところにジャニス・ジョプリンの写真がある。ここはお勧め!
 御茶ノ水近辺に3店舗あり1店舗はレンタルCD、残りは中古CDを扱っている。
 ジャニスの中古CDは高くはないが決して安くは無い。店内のCDの数も飛びぬけて多いというわけではない。だけど幅広いジャンルにおいてセンスの高い商品が非常に多いのである。週1くらいで店を訪れるペースだったらたいてい欲しい商品がひとつはある。
 センスの高い商品を集める目を持っている店にはセンスの高い商品が集まる。特にCDに関してはこの傾向が強いと思う。

 神保町の古本屋を冷やかし、ヴィレッジバンガード(ちなみに先週の2台のジュークボックスには倉橋ヨエコさんと土岐麻子さんの「STANDARDS」が入ってました。倉橋さんは先週渋谷のWESTの前を通りかかったらライブをやってました。行きたかった!)とGARAKUTA貿易を覗き、ジャニスでCDを買ってさぼうるでいちごジュースを飲みながら聞く。こういうのが幸せな一日だと思う。

 三省堂に上島珈琲の喫茶が併設されたり、ティヌーンがオープンしたり
侮れない街となりつつある御茶ノ水~神保町なのです。
 カレーはまた別のお話・・・。
 (上の写真は土岐さんのアルバムジャケットです。NTTコミュニケーションズのCMソングの発売が決定したみたいで期待です!)
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# by zonestructure | 2004-06-26 00:13 | 愛すべき音楽

麻布十番 「CAFE LIFE CAFE 」

六本木ヒルズから徒歩5分のところに麻布十番という駅がある。
六本木と隣り合わせにありながら一線を画した雰囲気を持つ。

メインストリート?の麻布十番商店街には豆菓子で有名な「豆源」(揚げたての塩おかき最高!)や行列の出来るたい焼き屋で有名な「浪花家総本店」がある。30分待ちは覚悟するべし!(30分待つことを考えたら下高井戸の「たつみ」の方がお得感ありかも!)

飲食店も焼肉屋を中心にグリル満天星やEDOYAといった洋食屋、イタリアンレストランのキオラ、おでん屋の「くろさわ」があったりと充実している。

六本木みたいにゴミゴミしていなし、夜にぶらっと歩くにはとてもいい街だと思う。

そんな深夜の散歩中に立ち寄りたいのが「CAFE LIFE CAFE 」
一軒家風の作り店内の一階はバーカウンターとテーブル席、二階はソファー席の広がるフロアとなっています。

深夜の2時までやってるみたいでヒルズでご飯を食べた後にゆっくりするには最適です。そんな時は是非2階がお勧め。くつろげます。
(正直1階は狭くてちょっと居心地が悪いかも。厨房もあるしね)
ランチもやっているのでお昼にも是非覗いてみてください!
個人的にはパスタ系のものより、ごはんものをお勧めします。おいしいです。

自家製ケーキなどのデザートも豊富にあるので、ディナーは別の場所で食べてデザートだけはここで食べるなんてのもありかもしれないですね。お酒も飲めます。

近くに立ち寄った際は是非訪れてみてください。

そういえば南北線麻布十番駅出口のすぐそばに「ヌードルズ」というパスタ料理専門店があったんだけど去年だったか、閉店しちゃいました。
閉店後、むき出しの内装が覗けるショーウィンドに白のマジックで「短い間でしたがお世話になりました。また会いましょう!」と日本語とイタリア語の粋な文字が。
なんかそんなキザな演出が風景として溶け込んじゃう街なんだなぁと思いました。
素敵な街です。
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# by zonestructure | 2004-06-23 20:59 | 愛すべき空間

チヒロ・ヤマナカ・トリオ 「When October Gose」

澤野工房というジャズレーベルがあります。
新聞や雑誌にもよく取り上げられてるのでご存知の方も多いと思います。
本業は大阪の履物屋さんです。履物屋さんだけどレコードも出してます。何故か?
家業の履物屋さんを継いだご主人がジャズへの想いを諦めきれずに本業の傍らでレコード会社を作ってしまったわけなんです。

傍らといっても手抜きはなしです!社長である澤野由明さんの確かな耳を持って厳選したアーティストの作品のみをリリースし続けてます。
そんな澤野の作品を聞かない手はないでしょ!

今回は澤野工房一押しのアーティストである山中千尋
さんの2作目のアルバムを紹介したいと思います。

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1. Taxi
2. Just In Time
3. Paint My Heart Red
4. Yagi Bushi
5. Plum The Cow
6. Ballad For Their Footsteps/Three Views of a Secret
7. I Got Rhythm
8. When October Goes
9. S.L.S.
10 .In A Mellow Tone


山中さんはアメリカでの留学後さらに文化庁派遣芸術家在外研修員としてジャズの勉強した後デビューを果たした実力派です。
そして美人です。頭にきます。
頭に来るけど彼女の作る曲に心を奪われずにはいられません。

彼女の作る曲は力強く、エロティックでドラマチックです。
M1はイントロから畳み掛けるような旋律で聴き手の耳を魅了します。テンポの速い曲で決して休ませてくれません。イントロのメロディに酔いしれているうちにあっという間に終わりがきちゃいます。M8は打って変わってスローテンポな曲です。オールディーズ調ですが決して古臭くは無くやさしい曲になってます。鍵盤が奏でる音のひとつひとつから彼女の音楽へ対する愛情が伝わってくるような作品です。

彼女の曲は京成立石あたりの飲み屋街で飲んだ後、2軒目を探してるとひょっこりと見つかるようなバー。ホルモン屋のひしめくメインストリートから外れたとこにあって趣味は悪くないけど土地柄きどってないようなバー(下町には結構こういうバーがあるんです)で流れてそうな曲です。
どんな例えだよと突っ込みを入れたくなった方は澤野工房のHPまで。
試聴ができます。

澤野のCDを新宿で買うときは試聴のできるヴァージンで買ってたのですがなくなっちゃいました。タワレコはストックが少ないし、ユニオンは試聴できないし。
ヴァージンカフェのスムージーが恋しい・・・。Macが恋しい・・・。
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# by zonestructure | 2004-06-21 21:43 | 愛すべき音楽

ビール 「サイゴンスペシャル」

梅雨の攻勢も不発?に終わり早くも夏の気配が近づいてまいりました。
夏の楽しみといったらビールに限ります。

それも激しい労働の後、新陳代謝に新陳代謝を重ねてカラカラに乾いた喉に流し込む!みたいな正しい飲み方はいたしません。
部屋の中を環境破壊よろしくクーラーをキンキンに利かせて、スピーカーからお気に入りの音楽を流しながらぼーっとして飲むビールが最高です。

2本目の途中あたりからほどよくアルコールが回ってくると、音楽が耳を一気に駆け抜け、脳を包み込みます。
日常に緊張していた神経を世界から遮断してくれるこの感じがとっても素敵です。解放されます。

炭酸が喉をちくちく通る時だけちょっと正気に戻って「外は今頃暑いんだろーなーぁ」と自分だけの幸せに浸ります。外が暑ければ暑いほどおいしさも格別です。
なのでビールはやはり暑い日に飲むのがおいしいんです。

学校や会社をずる休みした日だと幸せ度も倍増です。

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そういう飲み方にぴったりのビールが「サイゴンスペシャル」です。
ベトナムではかなりメジャーなビールみたいです。
苦味が薄く、ビールの苦味が苦手な方でも大丈夫だと思います。
フルーティーな後味がほんわかな気分にさせてくれます。エスニック料理店なんかでとびっきり辛い料理を食べたときに水代わりに流し込めばカプサイシンに刺激された舌をやさしく?癒してくれます。

フルーティーなビールによくある水っぽさはありません。しっかり飲めます。

ただエスニック料理店にも酒屋さんにもなかなか置いてないため飲む機会を得るのが大変です。
なのでネット通販を利用したりして購入しています。
ビア カフェ ウエダさん(種類が豊富!)で扱っています。

また東京近郊の方は目白の田中屋さんを覗いてみてください。

あ~今日もビールがおいしそうだ・・・。スタイニーで下品に飲みたい・・・。
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# by zonestructure | 2004-06-20 12:58 | 愛すべきお酒

岡崎京子 「CARTOONS」

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岡崎京子さんをご存知ですか?
世間ではキューティー系とかおしゃれエッチ系漫画に
カテゴライズされることがありますがそれにはちょっと異論。
岡崎京子だけは別格です!

同時期の作家には桜沢エリカ氏、
岡崎さんに多大な影響を受けた作家には安野モヨコ氏がいます。

ポストモダンの思想が大流行した85年~90年初頭に作品を発表しておりました。

その緩やかでかわいらしいタッチとは裏腹にあの当時社会が持っていた、終末を控えた狂気や諦念観が色々なところにちりばめられてます。
だからと言って構えて読むような漫画ではありません。
それが彼女の漫画の素晴らしいところです。

退屈が大嫌いな女の子がなんとかそれから逃れようとして悪あがきしてみるんだけど些細なことが足かせになって結局逃れることができない。
彼女の漫画にはそんな人物が多い気がします。
そんな10代チックな寂しさ(20を超えたら悪あがきすらしないので・・・)が誰もが日常に抱えている理想の自分と現状の自分のちょっとしたギャップに対する不満とリンクしてゆきます。

この「CARTOONS」は一話6ページの短編です。そしてすべてそれぞれの作品の終わりと始まりがつながっています。連作です。
他の岡崎さんの作品とは一線を画す作品ですが是非是非読んでくださいませ。
そして気に入ったらもう一冊買って彼氏や彼女にプレゼントして欲しい。
そんな作品です。装丁もとてもかわいく素敵です。

世界は物語に溢れ、その物語の登場人物は色々なところで繋がっている。
今日信号待ちしている時に隣に立った人が実は1年後の自分の物語の主役級を演じているなんて空想してみるのもおもしろいかも・・・。

「Pink 」「リバーズ・エッジ」「東京ガールズブラボー 」なんてのを読んで・・・
「岡崎さんの新作が読みたいなぁ熱」が再燃してきたこの頃です。
待ってます。
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# by zonestructure | 2004-06-20 10:18 | 愛すべき本

小島麻由美 「 Me And My Monkey On The Moon Single Collection And Unreleased Tracks 」

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小島麻由美「 Me And My Monkey On The Moon Single Collection And Unreleased Tracks 」

1.結婚相談所 2.セシルのブルース 3.恋の極楽特急 4.dibbi dubbi daa
5.先生のお気に入り 6.ショート・ケーキのサンバ7.真夏の海 8.あの娘の彼
9.はつ恋 10.おしゃべり!おしゃべり!11.セシルカットブルース
12.twist no.1(scat) 13.真夜中のパーティー
14.私の恋人 15.ふうせん 16.ドロップ 17.地獄篇(scat)
18.my monkeyの里帰り 19.ぱぶろっく 20.ding ding(doo ron ron)
21.me and my monkey on the moon(scat)

ご存知、小島麻由美嬢のベストアルバムです。デビューから3作目までのアルバム曲を中心に収録されてます。

キャバレー風昭和歌謡なんてよく例えられますがあくまで風であり
彼女にしか出せない独特の世界観はとても素敵です。

怪奇。セクシー。ポップ。破壊的。彼女を形容したいのですが捉えどころがありません。

「オレンジ色をした極楽特急(中央線?)に乗って大好きでたまらない彼に会いに行く女の子」を歌ったM3。「バイク(女の子?)に夢中になって私をかまってくれない彼のバイクをどうやって壊すかを一生懸命考えている女の子」を歌ったM4など物語性たっぷりの歌詞を小島節で歌いあげてます。

とにかく彼女の存在自体がアーティステックです。

小島麻由美入門編としてはまさにぴったりの一枚です。
これを聞いて相性がぴったり合ったら次はライブ盤である
「Songs For Gentlemen」を聞いてください。
とってもエッチ(セクシー?)な作品です。しびれます・・・。

そんな麻由美嬢の公式HP
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# by zonestructure | 2004-06-19 23:37 | 愛すべき音楽

JETLAG 「Back of my mind 」

愛すべき音楽たちを中心に愛すべきものたちについて
ほそぼそと語ってゆこうと思ってます!
多くの人たちと同じ時間を共有できればなと思います。

   
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愛すべき音楽
JETLAG 「Back of my mind 」

1.Everytime you need
2.A way to the see
3.Back of my mind
4.Rain song
5.Crazy love
6.Another world

minty fresh japan 所属のソフトロックバンドJETLAG。
そんな彼らのデビューマキシシングル。

表題の「Back of my mind 」は映画「藍色夏恋 」にも使用されています。

このアルバムが発売された当時は下北、渋谷のレコード屋に
「数年に一度の名盤!」というポップが張り出されていましたがまさに言葉どおりです。

透明感と憂いを帯びたボーカルのフジイさんの歌声には、
頭の片隅に残る遠い昔の記憶を思い起こさせるような不思議な力があります。
あくまでもやさしく・・・。

すべて名曲ですが特にM1はお勧め。
寂寥たる黄昏の中を駆け抜けるような疾走感・・・。
イントロから終わりまで聞き終わったときは痺れるような快感に包まれます。

そんな彼らは2004年の春をもって解散してしまいました。
もうじきこの作品も手に入らなくなる可能性が・・・。
ジャケも秀逸です!見かけたら即買いをお勧めします!
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# by zonestructure | 2004-06-19 22:47 | 愛すべき音楽